ASTON MARTIN V12 Vantage

img_4443

ASTON MARTIN V12 Vantage モーニングフロストという特注色を纏った”V12 Vantage”のダッシュボードセンターに存在するエンジンスターターへクリスタル製のキーを押し込んでスターターを回すと軽いブリッピングとともに目覚めた5,935cc V12DOHCエンジンはレーシングユニットのような鋭いレスポンスを持っていることに驚かされました。このクルマはただ者ではないな、という予感の元にポルシェ911GT3と比較して”軽め”のクラッチを踏み込みギアボックスの1速を選択、ゆっくりとクラッチミートして走らせてみたところ、静かにアクセルを踏んでいる分には何も起きないのは”V8 Vantage”と同じマナー。ところがいざアクセルペダルに力を入れ踏み込みはじめたところ、295/30-19のスポールラジアルタイヤはいとも簡単にスピンし始め、トラクションコントロールが作動した。それもそのはず、DB9から譲り受けたV12ユニットは専用チューンにより517ps/6500rpm、58.1kgm/5750rpmを発揮、後輪だけでそのパワーを受け止め駆動するマッスルカーだ。加速だけで言えばまるで過給器ユニットが装着されているかのような背中を押さえつけられる力強いもので、それがNAユニットならではの伸びもプラスされ、あっという間に法定速度を超過してしまう。このエンジンを思い切り使い切るにはサーキットへ持ち込まない限り危険そのもの。ただ、飛ばさないとこのクルマの魅力を味わえないかというとそんなことはありません。溢れんばかりのトルク特性を利用してオートマチックモードのような安楽な運転も可能。2,000rpmからでもアクセルを踏みはじめれば心地よい加速を簡単に味わえ、街中で他車をリードすることが簡単に可能です。スポーツカーはサイズが小さいことも魅力のひとつ。ASTON MARTN社が顧客のニーズに応えてDBSやDB9のボディが大柄なのは致し方がないと思っていたが、やっぱり熱いスピリットを持つ首脳陣は本気でスポーツできる一台をとの回答が”V12 Vantage”だ。やっぱりこのサイズがスポーツカーとして最適で、街中での取り回しも気をつかわず首都高速などのコーナーリングマナーも4輪の動きがドライバーの五感に伝わりやすいためコントロールすることに夢中になれる生粋のドライバーズカー。ニュルブルクリング24時間レースで得られた空力処理も考慮されたボディは可能な限りのダイエットを実現している。久しぶりに開発陣が本気で造ったスポーツカーに出逢えた喜びを存分に味わってください。LMP CARS CALL 03-5772-2788

2012y ASTON MARTIN V12 Vantage
Chassis bonded aluminium platform with alloy composite body
90° V12 DOHC 5,935cc 517ps/6,500rpm
L 4380 / W 1865 / H 1241 1,680kg
0-100km 4.2秒 最高速305km/h
Wheelbase 2,600mm

img_4449

img_4340

img_4375

img_4377

img_4395

img_4462